EFL Club ブログ

English school for children and young adults in Sapporo

EFL Club 開校20周年のお礼③ 保護者の方々へ伝えたいこと

私たちが目指している英語習得というものは、水泳に例えれば全国大会を目指すようなものです。25m泳げるようになった(ある程度コミュニケーションをとれるようになった)からと辞めてしまっては、波のある海では泳ぐのを躊躇することになってしまうでしょう。

週1回50分という限られた時間の中で、年齢やレベルによって細かく設定している目標を1つずつクリアし、バランスよく英語の技能を身に付けていくには、やはり長く通っていただくことが理想となります。

長く通っていただくためには、保護者の方々のご理解が絶対に必要です。

それでもやはり、例えば転勤やおうちの事情等に伴って、成果が得られる前にEFLを辞めなければならないときがあるということも理解できます。

退会を希望される保護者の方や生徒さんには、私の口から直接、「今辞めてしまうと、○○のレベルまで伸びるはずのものが△△のところで止まってしまいますよ」と話すことがあります。以前はこのようなお話しをしていませんでした。しかし、 EFLを辞めたあと後悔をしたという方がこれまでたくさんいたので、もったいない退会の時には特に、長年の経験からわかっていることを正直に話す義務が、自分にはあると思うようになったのです。

私が言いたいのは、EFLを辞めないでください!ということでは決してありません。今辞めてしまうとどうなるか知ってもらい、続けることの重要性を理解してもらいたいのです。

長く続けるためには、英会話スクールを選ぶときに、信頼ができるスクールなのか、望む目標に合った教育を行っているのかどうかをしっかりと確認した上での入会が必要です。

雰囲気や立地、または月謝といった、教育の質や内容ではないもので選びがちな人が多いように見えます。

ですが英会話を習うには、お金だけがかかっているのではなく、子どもの将来もかかっています。

ですので、うちに通っていただいている保護者の方々には、正しい教え方やカリキュラムなどについてたくさんお話しをさせていただくことで、EFLを1つの基準とし、転勤先で見つけた新しいスクールの善し悪しを判断する正しい目を養ってもらいたいなと思っています。

それを保護者の方にお伝えしていくのも、私たちの大事な役目です。

このような20年間の取り組みを通して、札幌の子どもたちの英語教育や保護者の方々のお役に、ある程度立てたかなと思っています。これからの20年はもっと形態を広げて、外部の子どもたちやその親、そして地域社会の力になっていくのが私の夢です。

日本の小学校の英語教育を良くしたいのはもちろんです。札幌にEFLが必要なくなったときは、小学校の英語教育が整ったときです。究極はそこを目指したいです!

他には、人間関係が希薄になっている現代の子どもたちの、想像力や問題解決力、コミュニケーション力といった健全な力を育てることで、英語教育にとどまらず、人間としての教育をしていきたいです。あとはお母さんたちの育児のサポートももっとしたいと思います。

やりたいことがいっぱいです!

EFLでの経験から、子どものうちからの英語教育にやはり意味があり、自分がそのための力になれると確信でき、子どもが好き、お母さんたちの力になりたい、と思ったからこのような夢を持つことができました。

夢を広げられたのは、20年間の保護者の方々と生徒さんたちのおかげです。

いつ叶えられるかわかりませんが、皆さんにいただいたこの夢を原動力として、今日からまた気持ちを新たに21年目を歩んでいきたいと思っています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

EFL Club 開校20周年のお礼② 20年間力を注いできたこと

開校記念日から1週間が経ちましたが、Facebookにはたくさんの方から心のこもったコメントや「いいね」をいただきました。皆さん本当にありがとうございます。

今日もまた、開校当時のことを思い返しながらブログを書いてみたいと思います。

前回はEFLの信念を定めたときのことを書きました。

自分の経験や感覚から、その信念が正しいという確信があったからスクールを始めたのですが、それでも、これで本当に合っているのか合っていないのか、初めは不安でもありました。

しかし、保護者の方々にはお月謝を払っていただいています。お金をいただくからには、不安でも立ち止まるわけにはいかず、成果をしっかりと出さなければと思っていました。

ですので、私がまず力を入れたのは、子どもの言語習得に関する研究をし、子どもの英語教育についてよく知ることでした。

そして、それに則って先生たちのトレーニングを徹底させスキルアップをはかると同時に、洗練された教材を作り、カリキュラムをより良質なものにしていきました。

そうすると成果が出て、それが自信となってさらに研究が深まり、トレーニングもカリキュラムも改良が進み、その結果また成果がついてくる。

その繰り返しに必死でした。

すると徐々に、子どもたちが目標に到達するために何が必要なのか、よく見えてきました。

…このように書いていると、まるで順風満帆な20年間で、私は強靭な精神を持つ恐ろしい校長だと思われるかもしれませんが(笑)、スクールをたたんでオーストラリアに帰りたい!と思うことも、実はないわけではありません。

開校当初は私もレッスンを持っていたので、当時まだ小さかった娘たちと過ごす時間を削って出勤し、同じ月齢のお子さん達のレッスンをしている最中は、なんだかとっても寂しい気持ちにもなりました。

そして、多くの職場によくあることだと思いますが、本当なら助け合うはずのスタッフとうまくいかず、人間関係に悩んだこともあります。こんな思いまでしてどうして外国で生活しなきゃいけないのかと、あのときは本当に辛い思いをしました。

また、高レベルなレッスンとなるべく安くしたいお月謝の間でもいつも思い悩みます。私は常に、通ってくれている子どもたちのことを最優先に考えるので、教材やカリキュラムは自分の手でしっかりと作りたいし、成長していく子たちに合わせて新しいコースを増やしたいし、そのためにスタッフの教育にも力を入れたいので、体がいくつあっても足りません。

私もそうだったので、今まさに小さいお子さんを抱えて必死で育児をされ、またはさらにお仕事とも両立をしながら日々がんばっているお母さんたちの大変さはよくわかります。疲れ果ててしまう毎日ですよね。そんな中、いつもご協力をいただき本当にありがとうございます。

次回はそんな保護者の方たちに伝えたいことを書きたいなと思います。

EFL Club 開校20周年のお礼① 人との出会いに感謝

今日は皆さんにお礼を言いたくてブログを書きます。

EFL Clubは今日で20周年を迎えました。

振り返ってみると、1番最初に浮かんでくるのは、この20年間で出会った保護者の方々や生徒の皆さんのことです。

当時は子ども向けの英会話スクールというのは日本全国にもほとんどなく、子どもがどうやって外国語を学ぶのか研究すらもあまりされていない時代でした。当然同業者からも理解してもらえず、乳幼児に英語を教えるなんて早すぎる、詐欺だ!と繰り返し批判をされたりもしました。

それにもかかわらず、こうして続けてくることができたのは、私たちを信じ、ともにお子様の成長を願って歩んでくれた保護者の方々、そして生徒さんたち皆さんのおかげです。この20年間にいただいたたくさんのご協力とご理解に、本当に感謝しています。

EFLの信念は、今も20年前と全く変わっていません。

浅いながらも持っていた自分の英語教育の経験、自分が日本語を学んだ過程からわかったこと、そして日本語(母国語)と英語(第2言語)を身に付けながら成長していく娘たちを育てた母親としての感覚、ハンディキャップを持つ娘の傍らで必死に勉強した脳の仕組みや言語訓練に関する知識。

それらを通して自分が正しいと思ったことだけを、EFL Clubの信念と定めてスクールを始めました。

のちに子どもの外国語習得に関する研究が進み、私たちのやってきたことは正しかったと今は様々な学会や資料で証明されているのですが、当然それだけではスクールを続けることは不可能でした。

10年以上の長いお付き合いの生徒さんはもう高校生になっている子もいます。彼らのことは数ヶ月の赤ちゃんのころから知っていますし、下のきょうだいならお母さんのおなかの中にいるときから知っていたりします。

彼らが教えてくれたことは本当にたくさんありました。スクールを運営する上で必要な、時と場合による子どもたちへの接し方を学ばせてくれ、目標を設定しながらも現実を冷静に見つめる目を養わせてくれました。今、天職に出会えたと思える私を育ててくれたのは、彼らであることは間違いありません。

時期が来て退会した子たちが大人になったときにバッタリ再会する、なんてサプライズもよく起こります。うちの生徒さんだった子どもの頃より英語が上達し、日常的に英語を使う環境に身を置いているのを見ると、まるで自分の姪っ子か甥っ子のように誇らしく感じます。

今通っていただいている方達はもちろんですが、辞めてしまった方たちも含め、人との出会いが私の20年をこんなにも支えてくれたのだと、あらためて感じ入っています。

今後数回のコラムで、この20年間がんばってきたこと、20年経った今あらためて保護者の皆様にお話ししたいこと、そしてこの先20年の私の夢を書きたいと思います。

まずは開校をしたこの日に、皆様お一人おひとりに語りかけるつもりでお礼のブログを書かせていただきました。 これからも応援していただけると嬉しいです。今後も引き続きよろしくお願いいたします。

やはり小学生の聞く能力は高い!

小学生コースはレベル1からレベル6に分けられていますが、レベル1からレベル4までのグレードでは、スクール独自のカリキュラムに沿って勉強しています。レッスンで勉強した内容を復習するために、定期的に宿題を出しています。上のグレードに上がると読む課題や書く課題もありますが、全グレードの宿題にリスニング課題が多く含まれています。

 

リスニング課題のオーディオは私の声で録音しているのですが、英文をどのくらいのスピードで読むべきか悩みどころでした。

 

リスニング能力というのは、スピードだけではなく、単語同士をつなげた話し方(リンキングと言います)を聞き取れるかどうかにも関係があります。また、文中で低く短く弱く発音される文法の役割を持つ単語(it's, to, your, theなど)をどこまで聞き取れるか、ということとも関係があります。

 

先生たちは、レッスン中どのグレードでもネーティブスピードで単語を繋げ、単語の強弱をつけて、自然な英語を話しています。必要に応じてキーワードを繰り返したり、ジェスチャーをつけるなどして理解しやすいように工夫をすることもありますが、「自然な英語を聞き取れるようになる」というとても貴重な能力が生徒さんたちの身につくよう、先生たちは自然な話し方を常に心がけています。

 

今回宿題のオーディオを録音する時に、レッスン中と同じように自然に話すべきか、それとも話し手の口が見えない分少し遅めにするべきなのか…。宿題ができないとストレスになるお子さまや心配される保護者の方がいらっしゃるので、ここは慎重な吟味が必要でした。

 

熟考の末出した答えは、ネーティブにとってナチュラルなスピード、リンキング、強弱で録音する、というものでした。

EFL Clubの考え方は「本物の英語を教える」なので、やはり自然な英語でなければいけないと考えたからです。

 

自然な話し方のオーディオは、どうしても難易度の高いものになってしまいます。しかし、先生たちが毎回オールイングリッシュかつネーティブスピードでレッスンを進めているため、生徒さんたちのレッスン中のリスニング能力はかなり高いレベルにあります。その高さを信じ、彼らが毎回少しの努力で乗り越えられるレベルを宿題として設定することにしました。

 

結果、生徒さんたちは本当によく努力して取り組んでおり、好調な成果があらわれています。保護者の方々からも、一緒に聞いていてリスニングの速さに驚き、さらにお子さんがすらすら解いていることにもっと驚いた、という嬉しいお声をいただきました。

ダンネバード

生徒さんのお父さま(ネパール出身の方です)から、こんな素敵なカードをいただきました。

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去年ネパールで大地震があったときの、日本の支援に対するお礼のカードです。

 

 

東日本大震災のとき、私の友人が東北にボランティア活動に行ったのですが、彼女がそこで出会った世界各国のボランティアの方達について教えてくれたことがあります。ネパールからもボランティアに足を運んでくれた人々がいました。暑い国から来てくれたその方たちには、まだ雪の残る寒い寒い東北は想像以上に厳しい環境だったのでしょう。歯をガチガチ言わせブルブル震えながらのテント生活に耐えて、「スマトラ沖地震のときに日本がしてくれた救援のお礼」だと言っていたそうです。

 

 

あの震災のあとは、先進国からはもちろんのこと、発展途上国と呼ばれる国々からも、「日本にとってはわずかな金額かもしれないけれど」という言葉とともにお金が送られたり、「私たちは日本と共にある」というようなあたたかいメッセージをたくさんいただいことが連日ニュースで報道されましたよね。外国語として英語しか習わない私たちは、『国際人=英語を話せる人』のような簡単な図式を思い浮かべがちですが、あれらのニュースには「真の国際人とは何か」を深く考えさせられたのをよく覚えています。

 

 

スマトラ沖地震の支援のお礼が東日本大震災の支援なら、今回のネパール大地震は東日本のお礼になるので、お礼のお礼のお礼にカードをいただいたことになりますね。

 

英語ででも日本語ででも他の言葉ででも、「ありがとう」や「ごめんね」などの感謝やいたわりの言葉をきちんと言えることこそ人間にとって大切な事で、そしてその基本を身につけ、遠く離れた地の人々にも真心を持って思いを馳せることのできる人が真の国際人なのかなーと思ったりします。

 

人として大切なことをあらためて感じさせてくれた素敵なカードでした。

ダンネバード。(ネパール語で「ありがとう」という意味です。)

 

 

日帰りEFLツアー

今年はひと足早く春や夏がやってきたかと思えば先週は寒い日も続きましたね😊

 

最近、上の娘ミアは長距離の道中で飽きてしまうようでEFLに行きたがらず、弟タイシは馴れあいになりすぎてレッスン中脱走したりチョロチョロしています。

魔の2歳児真っ最中のタイシは気にくわないことがあればすぐにひっくり返って泣いて暴れます😅

 

 

EFLスタッフとして働いていたときは生徒さんたちたちのフォローをさせていただいたのですが、今自分がフォローされる立場に立って体感すると懐かしい気持ちになります(同じクラスに入っている生徒さんたち、ごめんなさい😅)。

 

先日は日帰りEFLツアーに滝野すずらん公園を盛り込んでみました!

 

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とてもキレイなお花たちに癒されましたー。

 

札幌で子供達が遊べるオススメスポットがありましたら教えてください😁

 

ワッジ

スクールの朝は、レッスンの前に乳児コースのお子さん達が先生達とおもちゃで遊ぶ、かわいらしいひとときから始まります👶

 

その日もいつも通りの朝でした。

先生達はもちろん英語で話しかけながら遊ぶのですが、朝イチの赤ちゃん達はいまいちエンジンがかかりきらない様子。あまり声を出さず、先生をじっと見つめたり、にっこり笑顔で返すだけだったり、はずかしがってお母さんの陰に隠れたり。あまり刺激を与えないように、私も少し距離を置いて見守っていました。

 

ここまではいつもの光景です。

 

そのとき聞こえてきたのが、「ワッジ?」「ワッジ?」「ワッジ?」と連発する男の子の声。赤ちゃん言葉のようにも聞こえますが、日本語としては聞き慣れない単語です。あれ、これってもしかして…と気付いて顔を上げると…。

 

絵がたくさん描かれたボードを抱えたある男の子が、ひとりの先生に向かって絵を次々に指差しながら、「ワッジ?」「ワッジ?」「ワッジ?」と問いかけていたのです。先生は指で差された絵を英単語で答えていました。ふたりのやりとりはかなりスピーディーでしたが、彼はちゃんと、先生が英単語を答えてから次の「ワッジ」を発していました。

 

それはまるで、 先生(男の子)が生徒(先生)に問題を出しているレッスンの光景さながら!先生役の男の子はソファの上、生徒役の先生は床に正座でした(笑)。 

 

絵を指差して、“What’s this?”と問いかけていたんですね。なるほど、「ワッジ」。納得です!

 

彼は、レッスン中に聞いたことのある「ワッジ」という表現をただ真似して発していたのではありません。その英語表現が使われるべきシチュエーションをきちんと理解して、言葉として正しく”使って”いたのです👏

 

この言葉はこういうときに使うんだよと教えられなくても、言葉を場面と結びつけて覚える。そして違和感なく使えるようになる。

母国語を覚えるのと同じ流れで英語を習得している証を、小さな男の子に教えてもらった朝でした。