EFL Club ブログ

English school for children and young adults in Sapporo

EFLの中学生・高校生の英語力を、母親世代が1年間毎週観察してみました②

前回のブログでは、具体的なレッスン内容を紹介し、生徒さんたちが英語を通して他の知識も身に付けている様子や、英語を学ぶだけにとどまらず、英語を単なる手段として活用しながらコミュニケーション力そのものを高めている様子をお伝えしました。

今回は、1年間の成長の様子を詳しくお伝えします。

 

1年間のレッスンを終えて

1年間デルタグレードのレッスンに参加させてもらい、1番強く感じたことは、子供たちの会話力の成長です。私の素人目で見ているだけでも、次のような成長がわかります。

 

★生徒さんA★

 デルタグレードに進級する前までは、受験と時期が重なったということもあり、EFLはいつまで続けるのか?続ける意義は?など、後ろ向きな気持ちでいたようでした。しかし高校に進学したこの年、将来会話のスキルが絶対必要になることに気づき、どんどん知識が増えていくことも手伝って、めきめきと上達していきました。4月当初、私が「みんなのきれいな発音とリスニング能力がうらやましい!私にはこれから絶対身につけられない能力なんだよ。」という話をしたときに、この子は謙遜して「自分はりえさんの語彙力がうらやましいです。たくさん単語を知っていれば、もっと伝えられるのにと思います。」と言ってくれました。もちろんその時は、「そんな知識はこれからいくらでもつけられるよ!」と励ましましたが、今本当にその通りになりました。しかもたった1年で…!

 この子の特徴は、正しい文法をしっかり話そうと、話し始める前に「ん~」と一生懸命考えることでした。そして、話している途中に文法的な間違いに気づくときちんと言い直しをします。その「ん~」の時間が1年前より格段に短くなって、今では会話のスピードが相当上がりました。

 この夏、1人でオーストラリアに行き現地の語学学校のスタディツアーに参加すると決心したのも、自信がついた現れだと感じます。空港の手続きさえクリアできれば飛行機も心配ないよという話をしたときに、「英語で質問することはできると思うので、わからなかったら人に聞くので大丈夫です!」と言ったんです!わが子の成長を見るようで、感動しました。

 

★生徒さんB★

 唯一の中学生でしたが、それを忘れてしまうくらい発音がきれいで、反応も早く、流暢に話す力が以前にも増して伸びている気がします。私にはこの子の英語が速くて聞き取れないことがあるくらいです。この1年間は受験生だったので大変だったと思いますが、休まずに頑張って通ってくれて、志望校にもしっかり合格しました。レッスンを楽しんで毎回クラスを盛り上げてくれるとても明るい子。大学生までは絶対にやめません!と言ってくれています。

 

★生徒さんC★

 残念ながら、受験を理由として3月末で退会となってしまいました。最初の頃はとてもおとなしく、レッスンの始めに毎回話す「今日何をしたか?」の発表も、考える時間が長くて、声も小さく言葉少なでした。ところが、この子がパワーコースの課題で書いたジャーナルを先生が見せてくれたとき、その出来のすばらしさに驚き、気づきました。この子は人前で話すのが苦手だったり、わからない単語などを先生に気軽に質問できなかったり、他の子よりも少しだけゆっくり考えるのんびり屋さんなだけで、もちろん英語がわからないのではなく、むしろとても正しく英語を使うことができているのです。

 性格には個人差があるので成長の見え方は生徒さんそれぞれですが、どの子もしっかりと能力がついていることに変わりはなく、そしてこの子も後半はどんどんと長く話せるようになっていったのが印象的です。実力がついていくと自信も芽生えさらに話せるようになっていく、まさにその山を乗り越えている最中の生徒さんの成長の様子を、あらためてこの子が教えてくれたのでした。

 

 同じ時間帯に、グレードが2つ上の先輩が待合室にいたことも、彼ら(私にももちろん!)に良い影響を与えていたと感じます。この先輩は、いつも待合室で早口のジャック先生と普通に英語で雑談をしています。私が、「みんなもああいうふうに話せるようになるんだよ」と言うと、みんな「とんでもない!」みたいな表情をしていましたが、「あと2つグレードアップするだけだよ。すぐだよ!」と言うと、「そうなの!?」という嬉しそうな反応を見せていました。身近に目標が見えるのもモチベーションアップにつながっていたと思います。

 

最後に、

★生徒さんD★

 遠い遠い昔に覚えた知識を、一生懸命思い出したり、すっかり忘れ去っていて思い出せなかったりと、思った以上にレベルの高いレッスン内容についていくのが必死でした。レッスンの中にスタッフがいることが、生徒さんたちのプレッシャーになったりやりづらかったりしないかなと少し心配でしたが、みんな快く受け入れてくれて、教室の中ではしっかりクラスメイトとして扱ってくれました。みんなの成長を感じると同時に、私自信の成長はあまり感じられず、スキルを低下させずに現状維持するためと割り切って参加していました。まさに、「みんな上手だけど、自分だけ上手にならない…」という気持ち。(これ、退会を考える生徒さんからよく聞くやつです…。)

 

でも、でも、やっぱり成果が見たい!(ん?これも、お母さんたちから聞いたことが…。)

そこで、以前受験経験のあるTOEICリスニング&リーディングの試験を、こっそり申し込みました。こっそりの理由は、仕事と家事で勉強時間は取れないと思っていたし、もしスコアが以前より下がっていたら、1年間教えてくれたマット先生に申し訳ないし…。

 

でも、結果はなんと、95点アップです!(555→650)

ほぼリスニングのスコアアップによるものです。受験前に取り組んだのは、1年間のレッスンと、頻出単語の暗記を1か月間、あとは過去問2回分をやってみただけです。単語の暗記といっても毎日勉強できたわけではなく、やってもせいぜい1日10分程度で、すべてを覚えきることはできなかったし、解いてみた過去問も、試験時間内ではすべて回答しきることはできませんでした。もし、文法の勉強や長文読解のスピードアップの練習をもっと頑張れば、もう少し高いスコアがとれたと思います。

 

目にみえなくても、実感がなくても、成果がちゃんとでていますよ、お母さーん!

以上、ご報告でした。

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