EFL Club ブログ

English school for children and young adults in Sapporo

”英語を学ぶ”留学ではなく、”英語で学ぶ”留学をするために

受付の里絵です。

 

将来、子供に、海外留学を経験させたいと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。

 

私は以前、大学生協の旅行部門で10年間仕事をしていました。主に、交換留学や教授主催の研修旅行などの航空券を手配したり、学生の留学やワーキングホリデーなどの相談や斡旋を行う部署です。また、留学生の帰国後の報告会を実施し、留学で得た経験を他の学生に広く情報を共有するお手伝いもしていました。

このように、様々な留学形態に応じた、様々な目標を持つ学生の留学相談から始まり、その後の進路などを見届けた経験から、今回は留学についてお話したいと思います。

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留学と一言で言っても、渡航期間も色々あれば、プログラム内容も様々あります。

どんなプログラムに参加するのでも、目標と準備期間がいかに大切かということを、たくさんの学生を送り出した経験から実感しています。

 

例えば、同じ1年間の留学を決めたAさんとBくんがいるとします。

 

Aさん:海外で勉強したいことが決まっていて(将来希望の職業に関わる勉強や、ファッション、芸術、音楽、スポーツなど興味のある事なんでもいいんです。)大学生になったら海外留学をすると決めていました。そのため、大学入学前から英会話の練習にもしっかり励み、入学後は、早くから行き先やプログラムなどをしっかり研究して出発します。

 

Bくん:大いに大学生活を楽しんでいましたが、就職活動の時期になって、英会話ができるとどんな企業の面接にも有利である事に気付き、英語は苦手なので、手っ取り早く英語を習得するために留学することを決めます。英語圏ならどこでもいいし、行ったら話せるようになるだろうと、研究も勉強もせずに出発します。

 

期間は同じ1年間、どちらもかかる費用は同じです。国にもよりますが、少なくても200~300万円はかかります。

 

出発後、Aさんは、勉強していた甲斐もあって、語学学校でのスタートクラスのレベルも高く、短期間で語学学校での勉強を終了することができるでしょう。そして、現地の学生に混じって、いよいよ学びたかった勉強を始めることができます。大学の聴講プログラムに出席したり、専門学校で授業を受けたり、仕事で使える英語を学ぶためにビジネス英語を学んだり、現地企業のインターンシップに参加する、などといった選択肢が広がり、思い描いた留学生活を実現していきます。

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一方Bくんは、語学学校に入ってから英会話の勉強をスタートするようなものなので、英語が聞けるようになるまで、ましてや話せるようになるまでにとても時間がかかります。また日本人は、日本の英語教育の影響で、文法の知識だけには長けている傾向があります。そのため、クラスのレベルも中級レベルに入ることが多いです。ただし、いざ入ってみると周りの学生たちのコミュニケーション能力の高さに圧倒され、萎縮してしまいます。特に南米系の留学生などは、文法が正しくなくても、知っている英語を使ってとにかく積極的にコミュニケーションを取ろうとします。そんな中で、日本人どうしで固まって結局日本語をたくさん使ってしまうなど、自分の殻を破り英語を使って積極的にコミュニケーションを取れるようになるまで時間もかかります。

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Aさんは、希望通りの留学ができ満足して帰国し、就職活動でも自分の経験を大いにアピールすることができました。

 

一方Bくんは、なんとかコミュニケーションがとれるまでにはなりました。いよいよ英語を使ってなにかを学ぶ、という選択肢が広がる手前で帰国となります。そして、今度はAさんのような留学がしたいと思うのです。英語の習得だけを目的にする学生はほとんどの場合、「今度は英語を使って〇〇をするような留学をしたい!」という目標を持ち始めます。

でも現実は、そうそう何度も行かせられるものではありませんよね。


そしてこれは、海外留学から帰国したある学生から聞いた話ですが、日本人留学生の特徴をよく表しているなと思ったので紹介します。

現地で仲良くなった他の国の留学生に、英語の学習年数と留学の目的をたずねられ、「8年間(中1~大学2年)」、留学目的は「英語の習得」と答えたところ、とても驚かれたそうです。他の国の留学生からしたら、「日本人は8年間も英語を勉強しているのに満足に話すことができず、さらに何百万円もお金をかけて英語を勉強しに来るの!?」ということらしいです。

少なからず、他国の留学生は、英語を使って何か他のことを勉強したいなど、具体的な目標を持って留学する学生が多いようです。

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何が言いたいかというと、EFLに小さい時から通っている生徒さんは、Aさんのように「英語学ぶ」準備をすでに整えているのです。ネイティブの英語を聞いて理解する力や発音の正確さだけでなく、ネイティブとのコミュニケーションにこんなに慣れているのですから!こんな万全の準備はありません。

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そして、Bくんが留学の目的とした「英語学ぶ」ことは、まさに今みなさんがEFLでやっていることです。もちろん、長く続けていればBくん以上の力がついているのは言うまでもありません。EFLに通う中学生・高校生の生徒さんたちを見ていると良くわかります。さらに、何か目標を持つことで、今後の英語力の伸び方にも大きく影響してくるでしょう。私がEFLのスタッフになり、生徒さん達と出会って、まず最初に感じたことです。

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留学プログラムにもいろいろあります。

同じ1年間のプログラムでも、大学の交換留学制度(たいていの大学で実施しています)を利用すれば、休学をせずに参加でき、単位が認められ、現地大学の学費がかからず渡航費と滞在費だけで済むという良いことずくしです。(大学やプログラムによって違いはあるので、具体的に知りたい方は、各志望大学の国際交流課等へお問い合わせくださいね。)

ただし、これに参加するためには選考があります。TOEFLのスコアなど一定以上のレベルが必要です。大学によっては英語の面接もあります。

大学に入って、あわてて勉強を始めても身につくものではありません。

そういう意味でも、EFLの生徒は1歩も2歩も先を行っていると思いませんか?



そして目標は、確かに大切です。そんな大それた目標ではなくても、英語を習う意義の答えになるからです。大好きなお父さんお母さんからの「私を〇〇へ連れて行って〜♪」(すみません昭和なもんで…)の呪文が意外と効くようですよ(笑)。「大きくなったら、お母さんのお友達がいるオーストラリアにお母さんを連れて行ってあげるからね」と息子が言ってくれたんです!などのお話を、小さい生徒さんの保護者の方から聞くことがよくあります。

 

令和の新しい時代に輝く皆さんを、心から応援しています!

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